移住してから感じること
自然に囲まれてのんびり過ごしていて感じること。
目覚めた時の布団の中できく鳥の声
縁側で感じる朝の匂い
田んぼ道の草花
湿った落ち葉の匂いや寒い日の匂い
朝からずっと太陽を浴びた1日の爽やかな疲労感
もともと田舎者の私にとって、どれも感じた事のある懐かしい感覚でした。
小学校の通学路のひたすら続く河川敷の堤防で遊んだこと
先生に教えてもらった花の名前
たくさん教えてもらったおばあちゃんの豆知識
つい最近は、何度も何度も読んだ大好きな本の事まで思い出しました。
そんな事を一つひとつ思い出すたびに、心が少しずつ綺麗になっていく気がします。
働いていた頃の心の疲れは、この半年でもうとっくにほぐれました。
仕事に追われていた日々が、遠く昔の事どころか、他人の人生だったようにすら感じます。
大好きな人と、気心知れた近所のおじいちゃん、おばあちゃん。
釣りに行ったら師匠や名人が釣りを教えてくれる。
今までの何百分の1の人間関係だけど、そんな中だからこそ、初めて本当の意味で自分らしく生きられている気がします。
人を気にせず、人に流されず、我がままに生きられる。
今までは、たくさんの人の中で、自分がどうしたいのか、どう感じたのか、自分自身に素直になれなくて、妥協して周りの意見の中間あたりを無難に選択してばかりいた気がします。
自分らしく生きる、我が儘に生きる
都会にいたら、凄く難しい事なんじゃないかなと思います。
移住してから、私達の欲求の邪魔をするものはお天気ぐらいしかありません。
雨だと釣りもサーフィンも庭いじりも出来ませんのでw
移住するにあたって
もともとのんびりした性格の私でしたが、社会に出てからは仕事ばかりの毎日で、若くして管理職をさせてもらったりと、年齢の割には仕事ばかりしていました。
若いうちの苦労は買ってでもしなさい、という言葉がよく頭に浮かんでいました。
でも、それと同時に、人生は一度きりなのに、仕事ばかりで終わっていくなんて、切ないなぁとも思っていました。
仕事は天職だと思うぐらい楽しいけど、人に必要とされ期待されるのは嬉しいことだけど、もっと自分のために生きられたらなぁと。
でも、仕事ありきの生活。仕事ありきの人生。
複雑に入り組む人間関係。
湧き水のごとく、飲んでも飲んでも湧いて出るストレス、、、
叶うはずもない我儘を、叶えてくれたのが、旦那様であり、移住でした。
移住するにあたって、私達夫婦は携帯を解約して、身内と本当に大切な指折りの友達だけに新しい連絡先を伝えました。
SNSもアカウントごと削除して。
私も旦那様も仕事ばかりの人生でしたので、携帯には五百を超える連絡先が入っていましたが、思い切って断捨離しました。
よほどな事があれば、誰かを伝って耳に入るであろうと思って。
この思い切った断捨離は、今のこの穏やかな暮らしをするにあたって凄く重要な事だったと思います。
半年経ってみて思うのですが、仕事ありきの人脈ばかりで、仕事を辞めてしまうと本当に大切な仲間って指折りしか居ないもので。
でも、その仲間こそが、きっと一生大切にしていくべき友達なんだろうと思います。
ごあいさつ
昨年の6月、結婚を期に南伊豆に移住しました、28歳の新妻です。
旦那様との初めての旅行は昨年のGW。
旦那様が大好きだという伊豆の海。
初めて見た伊豆の海は、まさに写真とかでみる様な、綺麗な海。
しかも砂浜が真っ白でサラっサラ!
海のない岐阜県育ちの私、金槌だから海水浴すら行った事のない私にとって、
伊豆の海はまさにハワイそのものでした!
ハワイも行った事はないですがw
とにかく伊豆の海は、日が沈むまでずっと眺めていられる景色でした。
それから2ヶ月,
金槌なのに。どんくさいのに。一年中真っ白な肌の私が。
南伊豆に住んでいるだなんて。
私に関わる全ての人が想像もしていなかった事と思います。
そんな私が南伊豆に移住して半年。
移住してからの生活は、大変な事もあったけど、毎日爽やかな刺激に溢れていて、
今経験している事、感じる事ってきっと凄く貴重な事なんじゃないかなと思って。
ブログに書き留めておこうと思って始めました。
不慣れで読みづらい所もあるかも知れませんが、よろしくお願い致しますm(._.)m